客室情報完全版〜テラス付き和室〜
宿を選ぶ時にどんな客室なのか、イメージだけではわからないことって多いですよね。失敗しないように写真をいっぱい見たり詳しい情報を探したり、大変な思いをしてプランを探していると思います。結構面倒なんですよね。でも、このページをご覧いただければ情報はほとんど揃います!分量が多くなってしまいそうなので、各部屋ごとに特徴をお伝えしますので是非御覧くださいね!
部屋予約の注意点
まず、すべての部屋に共通するご注意点を申し上げます。
【ご注意事項をどうぞご了承ください】
・ご予約いただいたタイプ内で○○号室など指定はできません。予約の早い順や人数によって部屋割を行っており、基本的にはランダムとなりますのでご了承ください。
・集中管理の空調で季節の変わり目などは送風状態にしている場合もあります。気温の暑寒には個人差があり調整ができない場合もございます。
・洗面台の湯も温泉を使用しています。長い配管を通ってきますのでなかなか温かくなりません。5〜10分程度出しっぱなしにしてお待ち下さい。
・和室の場合、2名利用時には事前に布団を敷いてご用意いたしますが3名以上の場合は食事の際に部屋に入れせていただき布団をご用意いたします。
テラス付き和室について
テラス付き和室の基本情報
【誕生年】2020年6月
【設置階】1階(4部屋)
【広さ】踏み込み3畳+本間10畳+渓流テラス+洗面所+シャワーブース+トイレ
【防音性能】△
【景色】川
【定員】3名
【こんな過ごし方がおすすめ】
・チェックインからアウトまで川と一緒に過ごす。
・部屋にいながら川床のような雰囲気を楽しみたい。
【お部屋についてコメント】
旧タイプ客室が改装された客室で、最も川に近いお部屋です。上層階の方がいいお部屋、と思っている方も多いですし、実際そういうお部屋が多いです。当館の一般和室も上層階の方がいい景色でしょう。しかしながら当館の1〜3階に関しては下の方がいい景色です。理由は単純で川に近いから!当館から見える景色で一番美しいのは川です。1階にある当客室にはテラスが設置されているので、すぐそばを流れる渓流に癒やされながら安らぐ時間を
ところどころに残る「昭和感」
元々旧タイプ、昭和の色濃く残るお部屋でした。スイッチ、造り、部屋配置などどれをとっても昭和な「あの頃」を感じますね。2020年6月にリニューアルされ水回りやテラスなどが改修され古さの強い部分はなくなりましたが、まだそのなごりを見ることが出来ます。扉を開けると広めに作られた踏み込みの奥には押入れがあり、ふすまに使われている素材も昭和感を彷彿とさせます。実はふすまは張替えていますので、あえて昔ながらの素材を利用しています(部屋によっては普通のふすまになっているところもあります)。本間ではその構造に昭和感。洗面所への扉がこんな場所に!となるかと思いますが、これも建設当時は普通なようでした。細かく部屋を見ていくと、懐中電灯やエアコンのスイッチ、コンセントカバーの形状、木材の切り出し方、どれをとっても当時の面影を感じます。しかし、水回りやテラスの印象から「古さ」を全面に感じることは無いと思いますよ。
お風呂には昭和感以外にも大きな特徴が!
湯ヶ島たつたの温泉設備には循環設備がありません。つまりお部屋でも源泉そのままの温泉が給湯されているのです!昭和感の強いお風呂ですが泉質は抜群なのです。裏側のお話をすると温泉タンクからお部屋まで直で繋がっていて部屋ごとに給湯器は設置されていません。つまり、お部屋だけでなく蛇口をひねって出てくるお湯は全て温泉なんです。浴槽のお湯もシャワーも洗面所のお湯も全てです。
「なかなかお湯がでない」
こういった声を多く頂戴してしまうのですが、まず配管内に残っている温泉が出てきてタンクに入っていた温かい温泉が長い配管を通りやっと蛇口からでてくるのでお時間を頂戴してしまいます。お湯を使う際には早めに蛇口をひねっておいて放置しておくと良いですよ。
渓流と距離は0m!渓流の眺めが抜群!
今では作れない場所に建つ建物
最大の特徴は当時の建築法では許されていたが、今では建てられない川からの距離0mに建てられた建物だから渓流の景色は抜群なのです。テラスからの渓流の眺めはすごいです。さらにこのテラスにはプリーツ網戸が設置されているので、夏の虫が多い時期でも安心して屋外の風を感じられるようになっています。網戸を締めても川の景色は十分に楽しめますよ。目の前に流れる渓流は「猫越川」といって狩野川の元流であり、たつたからすぐ先で本谷川と合流し狩野川になります。元流だけあって水の透明度は抜群で、夏にはお部屋から鮎や鮎釣り人、だけでなく鳥が川に向かって飛び込む様子まで見れるのです。川の景色がいいお部屋が希望ならこのテラス付き和室が一番おすすめです!
アメニティは他の部屋タイプと同様にご用意
旧タイプ客室は最もリーズナブルな金額でお泊りいただけるのですが化粧水や乳液、シャンプーやコンディショナーは他タイプのお部屋と同じものをご用意しています。また、お部屋からお風呂に向かう際にはタオルや歯ブラシ、クシやコットンなどのアメニティセットの入ったお風呂カゴを人数分用意しています。
シャンプーから乳液まで、実は「オーガニック」にて用意しています。特に乳液や化粧水はブランド「ジョイエッロ」を採用しています。高級ホテルなどでも利用されているブランドですよ。シャンプーも同じくオーガニックを基準に選んでいますがそのせいか泡立ちが弱めなので、いつもより多めにポンプして使ってくださいね。
古さや川の近さには季節要因によるデメリットも・・
古いながらも渓流の眺めがよい旧タイプ客室がある建物の特徴が重なり、一定の条件下においてどうしても発生してしまうのが「におい」でしょう。歴史を重ねてきた建物であること・設備の多くに木材を使用していること・渓流が近く水が常に近くにある環境は、ある条件下においてにおいを発生させます。
①夏の時期に多い、湿気がかなり高い状態が続く。
②換気を行う際に屋外の湿気が強く、屋内にさらに湿気を持ち込まれる。
すると、古くなったコンクリートや木材にも湿気がつき、その湿気が常に高い状態を維持するとにおいが生まれます。
もちろん放置するわけではなく、オゾンを利用した除菌・消臭や空気清浄機の設置やアルコールの利用・エアコン内部の清掃などできる範囲での処置を行っておりますので常ににおいがあるわけではなく、悪い条件が重なると手の届かない部分からのにおいがこもることがあるのです。こもった空気を窓を開け入れ替えるとそのタイミングでの解消はできますが、外からの湿気がまた悪さをしだす場合があります。
しかし晴れた日が続いたり湿気が少ない状態や人の動きなどで空気の動きが激しいと、原因が強化される前に処理されるのでにおいはほとんど出てきません。また、上階にいけばいくほど川風の影響が強くなり湿気も薄れてくるのでにおいが生まれる条件が整いづらくなります。逆に湿気という条件が整わない秋〜冬〜春はほとんどにおいの問題はございません。
その他にも無視できないこと、それは・・・
季節+渓流の近く=虫の発生
天城に流れる川は本当にきれいで、魚やほたるまで住まう自然のままの渓流です。それはつまり暖かくなると必ず虫が発生します。春先にはてんとう虫が日差しのあたたかさにつられて外壁や窓枠の隅に集まってきます。初夏から晩夏にかけてはカゲロウが飛び出します。川との距離が近いのでそういった虫たちは必ず発生しますし、光に寄せられてきます。網戸を閉めるとほとんどの虫の侵入は防げるのですが、小さな小さな隙間からも屋内に侵入してくるものもいます。ただ、カーテンを利用することで寄りを防ぐことができますよ。お客様がチェックアウトしたあとに清掃に入る際に、カーテンが開いていた部屋と閉まっていた部屋で虫の量に天と地ほどの違いが出ますので、是非ご参考くださいね。
壁が現代のものより薄めであること。
そして当時の建物のあるあるかもしれませんが、お部屋の壁が現代のそれより薄めです。隣の音が丸聞こえというわけではありませんが気になる方は気になると思います。実際お客様の声の中でも隣の音が・・という方がいらっしゃいます。お客様からアンケートを頂戴していて、全てのアンケートにその声があるわけではありませんが1割ほどのお客様からお声を頂戴いたします。空室状況などによっても変わるためあくまで平均的な比率にはなりますが、実際にある声なのでしっかりお伝えいたします。
お客様の声もご紹介
色々お伝えしましたが実際にお泊まりいただいたお客様の声が一番伝わりやすいですよね。口コミサイトを見ても色々な部屋にお泊りいただいたお声があるので、どのお部屋の感想なのかはおそらく分からないと思います。さらに色々なサイトを見て回るのも大変だと思うのでまとめてみました!
②旧タイプ和室
部屋総合評価 | 部屋設備評価 | 部屋アメニティ評価 |
4.4 | 4.3 | 4.4 |
チェックアウトの際にお客様からアンケートも頂戴しておりますが、お部屋の点数をつけていただいています。各サイトとお部屋アンケートのお部屋評価をまとめてみると、大変ありがたい評価を頂戴しております。テラスでのひとときをお楽しみいただけたお客様から素晴らしい評価を頂戴しており、このお部屋の特徴がよく分かる口コミが多くなってございます。しかし、においについては残念ながら事実でございます。雨が多く続く日などは特に匂いがでやすく、オゾンやアルコール、エアコン設備の清掃など出来る限りの処理をしておりますが残念ながら取りきることが出来ずにおります。逆に晴れの日が続いたり湿気がほとんどない季節は匂いのお声はほとんど聞かれません。
テラス付きのおすすめ
テラス付き客室について特徴をかなり細かくご紹介しましたが、いいところも悪いところも知ってお泊りいただくほうが、きっとご満足いただけるご滞在になると思い書かせていただきました。この客室に向いている過ごし方を最後にご紹介しますね。
・一人旅でのんびり
川の近さによって、常に川音が聞こえます。誰にも邪魔されない一人旅だとこの川音はきっと心落ち着くBGMになってくれるのではないでしょうか。昭和レトロな客室風呂も一人で入る分にはちょうどよいですね。最もリーズナブルなことも嬉しい点です。川のすぐ横の広縁で本でも読みながらゆるりと過ごせば、雑踏から抜けて山里に来たという印象をかなり強く感じられると思いますよ。
・渓流を求めた旅行
やはりこの客室は渓流との近さが魅力です。川沿いの宿にいこう!そう思ったらこの部屋を思い出してください。
・昭和を体感
写真で紹介した以外にも当時のデザインがたくさん隠れています。古さはたしかにありますが、その分大切にメンテナンスと清掃をしていますので、当時の客室の雰囲気をほぼそのまま残していますのでタイムスリップした気分を味わってみてくださいね。
今回はテラス付きについてご案内しました。イメージはしやすくなったでしょうか。その他のお部屋についてもご紹介していきますので是非ご参考くださいね。